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曇った鏡

黒曜苑 更新履歴兼日記
2024
04,20

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2008
09,23
「彩雲国物語」。
ご都合主義とか設定がテキトーすぎるとか色々言われてますが私は概ね好きな作品です。
が。
現在本誌に載ってる短編(燕青の過去話)はちょっと許せなかった。
水滸伝の登場人物から一人か二人名前もらって付けるくらいならまだ良かったんですが、あれはちょっとやりすぎじゃないだろうか。

何で晁蓋があんなキャラになってるんだろう。
阮小五に至ってはあだ名まで拝借かい。

せめて綽名くらいは自分で考えろよと思うのだが。っていうか創作人としてのプライドは無いのかと小一時間(ry
名前の使われ方があまりに酷かったのがショックでこの話はまともに読めませんでした。orz
……こういうの、結構こたえるものですね。
取りあえず作者の中の燕青像がどんだけ美化されてるのか気になる。



まぁ後ろ向きな話ばかりなのもアレなので、最近読んだ良作の紹介。


「時砂の王」小川一水/早川文庫

幻想的な印象の表紙で手に取り、裏表紙の作品紹介読んで買いました。
まず、ジャンルは古代ものと見せかけてがっつりSFです。
簡単に言うとインベーダー=ETが現れて、それを倒すために奮闘する話です。
おもに主人公オーヴィルサイドとヒロイン卑弥呼サイドの2つの視点から語られます。
オーヴィルは未来の人間、卑弥呼は過去の人間。
面白いのはオーヴィルが過去に来た目的が未来に地球を滅ぼしたETを過去にさかのぼって倒す事ということ。
しかしETも過去にさかのぼる術を持っているので、オーヴィル達とETとの戦いはイタチごっこのような事になっています。
数え切れないほどに分枝した時間軸を上っては降り、それを繰り返すうちに邪馬台国が人類存続のための最後の砦となった、というところが物語の始まりです。
壮大なストーリーって結構ラストはいわゆる神エンドになりがちですが、この作品はラストまでしっかりしてて読み応えがあります。
機会とかが沢山出てくる訳ではないし、メインの舞台は邪馬台国なので、SFが苦手な人でも楽しめるんじゃないかなと思います。


「マーベラス・ツインズ」古龍 著・川合章子 訳/GAME CITY文庫

原題は「絶代双驕」。台湾の作家の作品だそうです。
私は知らなかったんですが、この作品ドラマ化等されている有名な作品のようですね。
これも表紙で買いました。だって藤田香(幻水Ⅴの人)なんだもの。
なかなか書店で見つからなくてまだ1巻しか読んでないので、まだ面白いのか面白くないのか判断を付けかねるのですが、読んでてわくわくする作品です。ので、これから読んでいこうと思います。
主人公のとんちと女心の踏みにじり方(笑)が半端ないです。何て罪な男だ、小魚児。


◆WEB拍手お返事

>つしまらい様
変更ありがとうございます!そして更にこちらにまで報告ありがとうございます。
おおぅ、武松がお好きですか。(笑
原作からものすごく遠ざかってしまったので何となく(武松ファンが怖いので)出すのを控えていたところもあるんですが、そう言って頂けるならもっと積極的に描こうかと思います。
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プロフィール
HN:
年齢:
38
HP:
性別:
女性
誕生日:
1985/08/16
職業:
大学院生
趣味:
絵描き、漫画・ゲーム
自己紹介:
今春から大学院生&ペーパー薬剤師。
水滸伝との出会いの書は陳瞬臣・手塚修監修の漫画『中国の歴史』。初恋の人は林冲ですが何か。
山田章博と田中芳樹とKOKIAが大好きです。
『幻想水滸伝』も大好きだけど水滸ネタが尽きてきたならいい加減名前だけ使うのやめて欲しいぞ。(´・ω・`)
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