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曇った鏡

黒曜苑 更新履歴兼日記
2024
03,29

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2009
05,24
本屋言ったら普通にありました。
そして勘違いしてたんだが『月の民』じゃなくて『月の蛇』だったw

ネタバレする前に取りあえず簡単に感想いっときましょうか。

うわさ通り梁山泊は悪役でしたが、発想は面白い。
実際の水滸でもさりげなく一般市民が巻き添えになってたりとかするし、その辺り考えるとこういう視点もアリなんじゃないかと思うのです。
ぶっちゃけ二番煎じ感たっぷりな『AKABOSHI』よりこっちのがよっぽど好きだ。漫画としても水滸モノとしても。
好感持てる主人公だし、李忠さんなんかは悪役とはいえなかなか格好良かった。

ていうかアレですね。

真正面から水滸ファンに喧嘩を売ったその意気やよし!

例によって詳しいネタばれは別ページにしてありますので見たい人はどうぞ。


◆ニコニコ動画

フィギュアスケート(※腹筋崩壊注意)
ああ、伝説のアレですか……w
何でか上がってたので紹介。本当、これに勝てる人誰もいないよな。

関連↓
プルシェンコ おむつでSex bomb -baby version
プルシェンコ2004ワールドEX男女1人2役
【プルシェンコ×スルツカヤ×べレズナヤ】 Sex Bomb

≪『月の蛇』ネタバレ≫

冒頭。
いきなり梁山泊の好漢が何者かに倒されている。
黒ずくめの下手人の手には漆黒の蛇矛が握られている。

ここで舞台紹介。時は北宋(ry
「天に替って道を行う」のスローガンを掲げる梁山泊は、悪政に苦しむ民衆の支持を得て勢力を膨らませていた。

場面変わってとある酒店。二人組のオッサン(客)が梁山泊の噂をしている。
そこにやってきた給仕の少年。噂を聞きつけちゃっかり話の輪に入り、梁山泊の好漢を絶賛。
少年の名は公徳。相当梁山泊に心酔しているらしい。

さて、店の中にはもう一人客がいる。酔っ払って公徳の姉を口説いているオジ兄さん。
公徳、「姉ちゃんに手ぇ出すんじゃねぇ」とオジ兄さんの頭を酒甕でカチ割る。
オジ兄さん、大人げなくも公徳少年と本気で喧嘩し始める。(笑
ところでこの際、「良い大人が昼間から酒かっくらってるな、梁山泊の好漢を見習え」と怒る公徳にオジ兄さんは「梁山泊も裏で何をやってんだか」と揶揄している。

そこにクール美女とその従者らしい温厚そうな青年がやってきて、オジ兄さんの頭をやはり酒甕でカチ割る。
このお姉さん、どうやらオジ兄さんの主人らしい。なかなか帰ってこない彼を探しに来たらしく、引きずるように連れ帰っていった。

宿に戻ったお姉さん達御一行。
ここでお姉さん以外の名前が判明。主人公のオジ兄さんは趙飛虎、従者の青年は青慈
3人は何者かを追っているらしく不穏な空気。漸く足取りがつかめたとかで、動きを起こすようだ。

さて公徳少年。おつかいへ行った先で梁山泊の噂を耳にする。
曰く、この近辺で梁山泊の者が殺されたらしく、報復のため梁山泊の頭目が下手人探しに来ているらしい……。
梁山泊に憧れる彼は「梁山泊の好漢に会えるかも!」とワクワクしながら姉や店主の待つ店へと戻る。しかし店には火の手が上がっていた。

店にて。
賊により店主は殺され、公徳の姉が連行されていた。賊の頭目の一人は公徳姉を舌舐めずりしそうな目で見ながら「宋頭目が気に入らなかったら俺が可愛がってやる」と言っている。ほほう、宋頭目ねぇ。
公徳は姉を助けるべく賊に突撃かますが所詮は子供、あっさり伸されてしまう。
公徳は「お前たちなんか梁山泊の好漢がやっつけてしまうぞ」と叫ぶが、族たちはそれを聞いて吹き出した。
「その梁山泊の好感とは俺たちのことだ」

……どうやら梁山泊が民衆の支持を得ているのは「軍師殿」の工作によるものらしい。徹底した隠蔽工作により野党のような無秩序な行動は無いにしろ、結局梁山泊はただ殺し、奪うだけの山賊でしかなかった。

憧れだった梁山泊の真実の姿を目の当たりにして絶望する公徳。

ここで飛虎登場。黒蛇矛を持っている。
「所詮は悪党。そうでなくちゃな」
突然現れた飛虎を排除すべく、公徳姉を捕まえていた頭目・周通が突撃。もう一人の頭目・李忠は冒頭の事件で下手人が黒蛇矛の使い手と知っていたので止めるが、時すでに遅し、周通はあっさりやられてしまう。

今度は李忠と飛虎のバトル。
何と李忠、ろっちー並の重量の棍の使い手で、一撃でも攻撃を浴びれば脳が吹っ飛そうな。うわ、この李忠強いんじゃね?しかも冷静タイプだ。
しかしパワーなら負けない飛虎。「お前のは試合稽古だ」と挑発。
押されながらも李忠は飛虎の太刀筋冷静に分析。「力ばかりで動きは単調」と飛虎の蛇矛を受ける。が、何と黒蛇矛は鋼の棍をスッパリ切断。棍と一緒に李忠は斬られてしまった。
飛虎曰く「特別製だからそーいうの関係ない」らしい。
「梁山泊にはまだまだ強い奴が大勢いる。冥府で待ってるぜ」と言い残し息絶える李忠。どうしよう、格好良いよこの人。

全てが終わったところで拍手とともに青慈登場。主から仕事が終わったら引き上げろとの伝言を持ってきたらしい。
公徳、呆然としていたが、我にかえって立ち去ろうとする飛虎達を追う。
「俺をあんたの弟子にしてくれ!あんたみたいに強い男になりたいんだ」
飛虎、「どうすんだ?」と黒蛇矛で公徳の姉を指示す。
「大切なものを守れるのが強い男ってもんじゃないのか?」
……と、言ったのは青慈でした。勝手に飛虎の独白を吹替えてくれたらしく、飛虎は嫌がってた。(笑

飛虎達がなかなか帰ってこないので再びクール美女登場。
「本気で梁山泊を倒すのか?」と問う公徳に、彼女は「梁山泊を掃討するのが私の悲願だ」と答える。更に公徳とその姉を眺め、「家族を大切にしろよ」的なことを言い、二人の男を引き連れて去っていく。
察するに彼女、梁山泊に家族を奪われたのでしょうね。


それにしても飛虎の主君のお姉さん、何者なんでしょうね。
梁山泊に家族を奪われた妙齢の女というと、扈三娘がまず思いつくのですが……。
でもこのお姉さん、確かに剣は装備してるけど二刀流ではないのよね。原作には関係のない人なのかしら?
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プロフィール
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38
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性別:
女性
誕生日:
1985/08/16
職業:
大学院生
趣味:
絵描き、漫画・ゲーム
自己紹介:
今春から大学院生&ペーパー薬剤師。
水滸伝との出会いの書は陳瞬臣・手塚修監修の漫画『中国の歴史』。初恋の人は林冲ですが何か。
山田章博と田中芳樹とKOKIAが大好きです。
『幻想水滸伝』も大好きだけど水滸ネタが尽きてきたならいい加減名前だけ使うのやめて欲しいぞ。(´・ω・`)
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