«コンビニ行ってきた»

月刊サンデー無かった。orz

『月の民』読んでみたかったのに……2chの感想にもあった別冊付録見たかったのに……。

でもジャンプの方はあったのでこっちは読んできましたよー。
タイトルは『AKABOSHI』。因みに巻頭カラー。
扉絵見る限り、主人公の他、扈三娘とろっちー、楊志は見てとれますが、他は謎。何かカエル男がいるのが気になるけど、これまさか張順とか言うんじゃ……。（笑

さて、この先感あらすじ＆感想です。
別ページにしとくのでネタバレ嫌な方は読まないように。

時は北宋末期。皇帝は政治を放棄し悪官が蔓延り、国は荒れた。
そんな世の中だが、謎の義賊”替天行道”の噂が巷を騒がせていた。

さていきなり舞台は済州鄆城県。何か物凄いダルそうなガキんちょ（表紙の主人公）が山賊に担がれております。捕まってるというより、「金のところまで案内させるまで丁重に扱いなさいよ！」的な感じで実のところ尻に引いてる。どうやら自分で歩くのが面倒だから山賊を騙して足代わりにしている模様。
そんな主人公の様子を見ていたパンダ面の謎の人物。”替天行道”の旗を持って山賊に突撃。
――が、あっさり敗北。
パンダのお面の下から出てきたのは女の子。その名も翠蓮（笑）。

……えー、翠蓮てまさか金翠蓮？
じゃあ主人公ってまさかろっち……いやいやいやろっちーは扉絵にいたし。じゃあ誰よ。

まぁ良いや。面倒くさいから主人公の正体もうバラしちゃえ。戴宗です（笑）。
多分に108星で一番国中走り回ってるのが戴宗だから主人公なのかも知んない。
さてこの戴宗（笑）、巨大化する宝剣「伏魔之剣」を所持。但しボロボロで刃が欠けてる。
結果的に伏魔之剣で山賊を追っ払った？んだか倒した？んだかした戴宗。”替天行道”に憧れてるとか正義がどうとか熱く語る翠蓮を華麗にスルーして立ち去ってしまう。

さて街。
新しい鄆城知県様のおな～り～とかで知県様御一行に子供が轢かれそうになる。それを間一髪で助けたのは翠蓮。子供に慕われてたりとか彼女、どうやら街の人気者の模様。
因みにその知県様の名前は鄭。（笑）

鎮関西はそうきましたか。原作では肉屋だったのに出世したな。

さて鄭。赴任早々「税金を2割上げざるを得ない」発言。増税の理由は妾に大きな家を買ってやるため。
鄭の勝手な言動にブチ切れた翠蓮、「あんたなんか”替天行道”がやっつけちゃうんだから」と言い放つ。
しかし鄭曰く噂の”替天行道”など存在しないと言う。何故なら報告によれば自称”替天行道”は単独犯＋ちっちゃい＋女のような声……翠蓮ですね。わかります。
で、そのニセ”替天行道”を割り出すために女子供を容疑者として拷問にかけると言い出す鄭。あーあ。

さてここで戴宗登場。いきなり翠蓮がニセ”替天行道”とバラす。
翠蓮公開処刑決定。
翠蓮を助けてくれと村人が懇願したり、村の人に何もしなくていいと言い出したり。
鄭、泣かせる話なので一世帯当たり三千貫で手を打つと言う。色んな意味で村人達マジギレ。

三千貫ネタちゃんと使うんだ。原作よりも更に酷いことになってるけど。

さて、そろそろ茶番に飽きた模様の戴宗。
「伏魔之剣」を振り回してその辺適当に破壊。鄭とか兵士とかビビる。そして戴宗の背後に翻る”替天行道”。

実は戴宗が本物の”替天行道”だったというオチ。ちなみに「流星」という渾名がついてるようです。
村人全部を人質に取って戴宗を止めようとする鄭。しかし彼は「やむなし」の一言。
逃げ出す守備兵。残った鄭を「神行炎龍」（笑）なる技で成敗。
因みに「伏魔之剣」は高速移動（戴宗だからね！）で生み出される摩擦熱で焼き切ってるそうな。

戴宗は翠蓮の村を解放する任務を負っていた事が判明。
一応頭領（どっちだろ？）には無関係のものは殺すな的なことは言われているらしいが、実は彼自身は村人が”替天行道”に頼り切ったままだったら見放す気だったらしい。

”替天行道”は腐った国を滅ぼし、新しい国をつくる明星（アカボシ）となるのが目的らしい。
……と、タイトルの由来が明かされたところで物語は終了。


うーん。
革命戦記って感じ？北方水滸の影響かしら。

感想サイトとかいくつか回ってみると概ね好評っぽいんですが、私はあんまり面白いと思えなかったんだよなぁ。
フジリュー『封神演義』とかに比べるとどうしてもパワー不足感があって、現段階だと長続きするかどうか不安。
来週、来来週あたりの展開がどうなるかですな。


因みに（笑）の多用は勿論、態とですよ？