2010 |
08,30 |
先週エジプト旅行行ってきました!(with 弟)
ってことでエジプト体験記でも書いてみますかね。
デジカメは実家で現像に出してるので写真は弟に貰った写メでお送りします。
◇上エジプト(ナイル川上流域=エジプト南部)
エジプトで一番大きな神殿です。左はカルナック神殿、右がルクソール神殿。
今は別々っぽくなってるけど、元々2つの神殿は繋がってたそうです。
ご本尊はそれぞれアメン神とムト神。
『双翼の大地』では白冠の章でウアセトの名で出てた街ですね。ムト様のいらっしゃる。
作中でもムト様の至聖所とアメン神の至聖所はちょっと遠いながらも一つの街の中に収まってました。
アブ・シンベル神殿。
ラムセス2世が自分の威光を示すために造った神殿で、当時の敵国側を見据えるように建っています。
入口を固めているのは全部ラムセスさん。
脇には奥さんのネフェルタリの神殿があるんだけど、この入口を固めているのはネフェルタリと……ラムセス(勿論複数体)。
どんだけ自分好きなんだラムセスさんw
因みにここ行くために夜中の2時に起きてマイクロバスで参りました。
2時って……。
いくら旅先で疲れてて早寝だからって2時って何よ2時って。
それ日本じゃ寝る時間ですが何か……orz
おかげさまでご来光も拝めましたけどね。
5:30頃に地平線方太陽顔出したんですが、その2時間くらい前からかなり明るかったです。
流石エジプト、太陽仕事しすぎ。
日が昇ると一気に気温あがります。
本当に太陽仕事しすぎ。
ナイル川に浮かぶ島に建ってる神殿。
イシス神殿と言います。
その名の通りイシス女神に捧げられた神殿だけど、この神殿がある地方は別にイシス女神のテリトリーという訳ではない。
セトに殺されバラバラになったオシリスの遺体をイシスが探している最中、この地で心臓を見つけホルスを産み落としたのだそうだ。それでイシスの名を冠した神殿が建てられたらしい。
アブ・シンベル神殿もそうなんだけど、この神殿は水没してたのをユネスコが切ってもっと高い場所に運んだらしいよ。
凄いねユネスコ。
近くにはアスワン・ハイダムがあります。
このアスワン地方、昔はエレファンティネと言いました。クヌム神のテリトリーですね。
『双翼の大地』では白冠の章でサティス様をゲット出来るあたりです。
◇下エジプト(ナイル川下流域=エジプト北部)
下エジプトへは寝台列車に乗って移動しました。
寝台列車って初めてだったんですが、ベッドも綺麗で思ったより居心地の良い空間でした。
時間になると車掌さんがやってきてソファーのあったところに2段ベッドを組んでくれて、そこに寝るのです。
二段ベッドが初めての弟は上の段を陣取ってキャッキャしてました。可愛い奴め。
とはいえ揺れるので上では安眠しづらかったんじゃないかなぁ……。
階段ピラミッドwithラクダ。ラクダは結構匂いが凄いですね。
階段ピラミッドは現在のピラミッドの原型らしい。
元々ピラミッド……っていうかお墓は唯の四角い建物だったんだけど、ある王様が「俺の墓は神秘的な特別な形にすべき」とか言い出して、色々やってるうちにこんな形になったんだとか。
後の王様はこの階段の段差を埋めて綺麗な三角形にし、今のピラミッドになったのだそうです。
こちら、ギザの三大ピラミッド周辺にいた現地のお巡りさん。
銃抱えてラクダに乗ってます。
何かシュールな光景w
おまわりさんは各地の観光地に必ずいます。
土産物屋の客引きがあんまりしつこかったりすると飛んできたりするw
あと、時折ツアーバスに同乗することもある。
すると色々な手続きが免除されるので観光がスムーズに行くのです。
エジプトは観光命な国なので観光客守ることには全力を注いでくれます。
こちらカイロ博物館。
ツタンカーメンのお面とか棺桶とかが展示されてます。
全部見て回るのに3ヶ月くらいかかるらしいけど、本当かな。
展示方法はかなり適当ですw
物にもよるけど、結構その辺の床とかに直置きされててお触り自由になってたりします。良いのかそれで。
(流石にツタンカーメン関係は貴重なのでガラスケースに入ってる)
ツタンカーメンの棺桶ま何重にもなっててさながらマトリョーシカのような感じなんですが、一番外側の箱はかなりデカイです。住める。
カイロ市内。
……何かねえ、エジプトの建造物ってマジ怖い。
どう見ても煉瓦積み上げただけにしか見えない。これは巨大ジェンガだ。
あと、私が言ったときはラマダーン中だったのでそんなに酷くはなかったんですが、エジプトは交通量がハンパないのだそうです。
信号はありません。あっても誰も守りません。
轢き殺された?轢かれる奴が間抜けなんだよJK。そんな国。
因みにエジプト国内での車はドイツ製>日本製>韓国製という内訳らしいですよ。
そして税金は200%らしいですよ。恐ろしいですね。
ところでカイロの古代名はイウヌ。太陽神ラーのお膝元ですね。
街の名前も「太陽の街」って意味だったそうで。
『双翼の大地』では赤冠の章でテフネト様をゲット出来るとこですね。
嘗ての州都メンフィスにも行ったんですが、この辺は意外と見る物はないです。
プタハやセクメトを祀る神殿とかも特にないらしく、数少ない神像があるだけであとはれいによってラムセス像があるとか、そんな感じ。切ないなぁ。
この辺は田舎なんですが、庶民のおうちは日干し煉瓦に茅葺き屋根というのが割と一般的なスタイル。
何か、古代エジプト時代とあんまり変わってないような……。
モハメド・アリモスク。
……えー、格闘技の人は関係ないですよ?
最後の支配者だったモハメド・アリが建造したモスク。
アラバスタ(大理石)で出来てるらしい。
中庭にはフランスだか何だかにオベリスク挙げた代わりに貰った巨大な時計が飾ってあります。
(壊れてるけどね!)
土産物街。
基本的に観光地及びお土産屋さん周辺では「1$~、1$~」「NOタカイ、NOタカイ」という売り込みのおっさん達に追い回されることになります。(よって命名、ワンダラ街道w)
なので君子危うきに近寄らず……というよりトルコでも似たようなバザールを見ていた私たちはここはスルーし、入口のカフェでのんびりお茶会やってました。
ここのマンゴージュースは嘗てない程に濃厚でウマーでした。舌の細胞ちょっと痺れる感じ。
あとホットだけどミントティーも爽やかで美味しかった。注文するとミントの束をでんっと出されます。ミント入れ放題ってかw
◇食い物
この辺でエジプトのお食事の紹介でもしましょうかね。
ケバブです。
ケバブと言っても日本で味わえるジューシーな代物ではありません。パサパサです。
味のしないビーフジャーキー的な。
イスラムでは血の滴るお肉は食べちゃ行けないらしいので、基本お肉はこんな感じ。
鶏肉は元々血の気がないから柔らかいまま美味しく頂けますが、牛肉は……ねえ……。
食い盛りの弟も流石に食欲減退してたんですが、他の旅行客がお醤油をくれて、それつけて食べたら何か食が進みました。
醤油の偉大さを思い知ったぜ……。
あと、コシャリとか現地の食事は色々あるんだけど、正直口に会わなかった。
味って言うか、匂いで無理だった。セロリとか好きな人ならイケるのかも知れないけど。
ご飯もただの白米じゃなくて、バターとか香辛料とかを混ぜ込んであったりするので食べやすいかどうかは微妙かも。
ヌビア地方(アブ・シンベルとかある辺り)のレストランで出されたフルーツジュース。
下からグァバ、マンゴー、イチゴと3層になってます。
その名もヌビアカクテル。
カクテルとか言ってるけどイスラム圏、しかもラマダーン(断食の月)中なので勿論ノンアルコール。
この手のフレッシュジュースはすんごい美味しいです。
寧ろ食事時の唯一の楽しみというか……。(笑
日本のグァバジュース(缶ジュース)嫌いな人もこっちのグァバジュースなら飲めるんじゃないかな。
個人的にお勧めはレモンジュース。爽やかで飲みやすい。
あと、ハンハリーリバザール入口のマンゴージュースとか。
ここでまさかのマクドナルド。……って言っても、エジプトにはマックもKFCもピザハットもあるんだけどさ。
空港で食べたエジプト限定商品「マックアラビアータ」。チキンとビーフの2択があって、写真はチキン。
これは間違いなくエジプト一の美味だと思うぜwwwww
いや実際美味しかったですよ。しつこくなくて食べやすい。日本でも是非発売して欲しいなー。
……これからエジプト旅行に行こうって人へ。
日本から非常食持って行った方が良いです。お湯かけたら出来る五目ご飯とか売ってますから。
あと、ホテルに湯沸かしポットとかはないので変圧器内蔵の瞬間湯沸かし器も忘れずに。
水事情が良くないこともあってカットフルーツや生野菜も控えなくてはならなかったので、冗談半分で持って行った青汁がすごく美味かったです。
あとね、やっぱりエジプトの乾燥っぷりはハンパないです。
よくハンドクリームやリップクリームのお世話になりました。
日中はいくらお水飲んでもあんまりトイレに行きたくならないです。
最も現地の公衆トイレは大体有料……しかも金取るトイレほど泣けるほど汚い不思議w
エジプト行くなら私が行った夏場が一番安いんだけど、暑さも一番キツイ時期(日中44℃とか普通w)なので、お年寄りや小さい子供連れは辞めた方が良いと思う。
体力的にもキツイし、体内水分量に影響受けやすい人たちだからね。
水滸伝との出会いの書は陳瞬臣・手塚修監修の漫画『中国の歴史』。初恋の人は林冲ですが何か。
山田章博と田中芳樹とKOKIAが大好きです。
『幻想水滸伝』も大好きだけど水滸ネタが尽きてきたならいい加減名前だけ使うのやめて欲しいぞ。(´・ω・`)