2012 |
04,01 |
«国試合格!»
表題の通り、この度、第97回薬剤師国家試験に合格いたしました!
合格通知が届くまでにはまだ時間があるので免許申請もできてませんが、これで晴れて「薬剤師の卵」から「薬剤師」になれそうです。尤も、私は今春から大学院へ進学予定なので資格持ってるだけのペーパー薬剤師な訳ですが。
さて国試ですが、私は6年制薬学部の第1期生。
というわけで、国試問題も新課程です。何というか、おもしろい問題ばかりでしたよ。
最初の1回だからか難易度は寧ろ常より低いくらいなんですが、出題傾向がまるっと変わってしまっていたのでかなりとまどいました。
うまく説明できないんですが、「えっ、そこ訊くの?」「そう来たか……」と思わせるような問題ばかりで。
国試にも予備校があるんですが、そこだってこんなに様変わりするとは思ってなかったでしょうねぇ。
「船釣りしたイカを刺身(イカそうめん)にしたらおなか壊した。
→問1:原因菌は何? 問2:適切な治療薬はどれ?」
「薬物中毒とおぼしき人が警察で保護され、その後病院へ搬送された。身体所見はこちら。
→問1:原因薬物は? 問2:適切な治療薬の構造を選べ。」
「肺癌が脳転移してるかも。PET-CT検査をしたいので薬の調整依頼が来た。
→問1:調整すべき放射性検査薬は? 問2:この検査役の測定にはどの放射線を測定する?」
「病院で以下の注射剤を保管することになった。
→問1:適切な保管方法は? 問2:添加物の中に界面活性剤として乳化剤が含まれているのはどれ?」
といった感じで、実践的?な雰囲気の問題が多かったです。これまではこういった問題はなかったので新鮮でした。
ちなみに「刺身(イカそうめん)」は本当にそう書いてありました。カッコ書きで説明しなくとも……と誰もがつっこみを入れた問題w
新国試の問題の構成はこんな感じです。
1日目① 必須問題:簡単な基礎問題。ここでほぼ100%とれていれば後がかなり楽。
1日目② 一般問題(薬学理論問題):物理、生物、化学などの基礎科目。
1日目③ 一般問題(薬学理論問題):薬理学、病態・治療などの薬と治療に関する科目。
2日目① 一般問題(薬学実践問題):基礎科目+実務の複合問題。
2日目② 一般問題(薬学実践問題):薬理+実務の複合問題。
2日目③ 一般問題(薬学実践問題):病態・治療・法規+実務の複合問題。
今までは複合問題とか分かれてなくて、総合得点が65%以上だったら合格、とかだった気がする。
複合問題は2問一組(例えば1問目:生物、2問目:実務)になっていて、両方正解して初めて点が貰えます。先ほど紹介した問題はこの複合問題に当たります。
で、合格ラインは以下の条件を全て満たすこと。
・必須科目得点率60%以上
・科目別得点率35%以上
・総合得点率65%以上
だったかな?(^^;
とにかくそんな感じなので、今までは可能だった「苦手分野を捨てて得意分野で点を稼ぐ」ということはできなくなっています。
その代わり、必須問題でほぼ100%とっていれば残りはだいたい半分以上くらい正解していれば何となーく合格ラインに入ってくるという寸法です。(逆に、必須で落とした人はかなり苦戦したか、あるいは……)
今回については必須問題はかなり簡単、ただし衛生が割とエグい問題が多くてここで足切り食らった人がいる模様。
理論問題は出題傾向はがらっと変わったが難易度自体は平年並。薬理は簡単。過去問しか勉強してない人でなければ十分戦えるレベルの筈。
問題は実践問題。概ね簡単なのだが、2問一組なので正答率に対して得点率はどうしても低くなってしまう。ただ、問題によっては前後の問題から答えが推測できるものもある。
あと、今までは「正解の組み合わせを1つ選べ」だったのが「正解を1つ選べ」「2つ選べ」が混在しているので非常にマークミスがしやすい。(笑)
……というわけで、受験した感想としては
「過去問とは何だったのか」
「難しいわけではないが非常に困惑する」
「だが面白い」
ということになりますw
ん?
試験は3月3・4日なのに今の今まで何してたのって?
……割と呆然と時を過ごしてましたよ。orz
日がなゴロゴロしたり、試験勉強中に出た幻水とゼルダの新作やったり。
あ、卒業旅行は台湾行きました。その後別の友人と掛川花鳥園行ったりとか。
卒業式は袴、謝恩会はチャイナドレス着ましたよっと。
◆WEB拍手お返事
>1月13日(月の蛇打ち切り~)の方
感想ですね。
低空飛行でしたものねえ……主に飛虎さんがどこへ着地しようとしてるのかわからなくなりつつあったので仕方ないかなあとは思うのですが(というか最後の方は翠華さんが主人公だった気がするんですけど気のせいですか)。
せめて……せめてとりあえず108人出してから消えてぇぇぇええええええ!
赤星もそうだけど、原作あり作品は引き出しの中身全部ぶちまけてから終わっても良いと思うよ!
打ち切りと百も承知してる身にとっては残りのメンツがどうなってたのかはすごい気になるんだよ!
宿大尉と高Qの確執?とかも描かれているあたり、そのへんの構想はちゃんとあったんだろうなーというのは垣間見えるので勿体ないような。
でも仕方ないような、あれはあれで比較的綺麗に終われてるからこれで良かったような。うーん。
ところでこれでゲッサンを購読する最大の理由が消えてしまったわけですが、信長協奏曲とリンドバーグが気になるので買い続けようと思います。
合格通知が届くまでにはまだ時間があるので免許申請もできてませんが、これで晴れて「薬剤師の卵」から「薬剤師」になれそうです。尤も、私は今春から大学院へ進学予定なので資格持ってるだけのペーパー薬剤師な訳ですが。
さて国試ですが、私は6年制薬学部の第1期生。
というわけで、国試問題も新課程です。何というか、おもしろい問題ばかりでしたよ。
最初の1回だからか難易度は寧ろ常より低いくらいなんですが、出題傾向がまるっと変わってしまっていたのでかなりとまどいました。
うまく説明できないんですが、「えっ、そこ訊くの?」「そう来たか……」と思わせるような問題ばかりで。
国試にも予備校があるんですが、そこだってこんなに様変わりするとは思ってなかったでしょうねぇ。
「船釣りしたイカを刺身(イカそうめん)にしたらおなか壊した。
→問1:原因菌は何? 問2:適切な治療薬はどれ?」
「薬物中毒とおぼしき人が警察で保護され、その後病院へ搬送された。身体所見はこちら。
→問1:原因薬物は? 問2:適切な治療薬の構造を選べ。」
「肺癌が脳転移してるかも。PET-CT検査をしたいので薬の調整依頼が来た。
→問1:調整すべき放射性検査薬は? 問2:この検査役の測定にはどの放射線を測定する?」
「病院で以下の注射剤を保管することになった。
→問1:適切な保管方法は? 問2:添加物の中に界面活性剤として乳化剤が含まれているのはどれ?」
といった感じで、実践的?な雰囲気の問題が多かったです。これまではこういった問題はなかったので新鮮でした。
ちなみに「刺身(イカそうめん)」は本当にそう書いてありました。カッコ書きで説明しなくとも……と誰もがつっこみを入れた問題w
新国試の問題の構成はこんな感じです。
1日目① 必須問題:簡単な基礎問題。ここでほぼ100%とれていれば後がかなり楽。
1日目② 一般問題(薬学理論問題):物理、生物、化学などの基礎科目。
1日目③ 一般問題(薬学理論問題):薬理学、病態・治療などの薬と治療に関する科目。
2日目① 一般問題(薬学実践問題):基礎科目+実務の複合問題。
2日目② 一般問題(薬学実践問題):薬理+実務の複合問題。
2日目③ 一般問題(薬学実践問題):病態・治療・法規+実務の複合問題。
今までは複合問題とか分かれてなくて、総合得点が65%以上だったら合格、とかだった気がする。
複合問題は2問一組(例えば1問目:生物、2問目:実務)になっていて、両方正解して初めて点が貰えます。先ほど紹介した問題はこの複合問題に当たります。
で、合格ラインは以下の条件を全て満たすこと。
・必須科目得点率60%以上
・科目別得点率35%以上
・総合得点率65%以上
だったかな?(^^;
とにかくそんな感じなので、今までは可能だった「苦手分野を捨てて得意分野で点を稼ぐ」ということはできなくなっています。
その代わり、必須問題でほぼ100%とっていれば残りはだいたい半分以上くらい正解していれば何となーく合格ラインに入ってくるという寸法です。(逆に、必須で落とした人はかなり苦戦したか、あるいは……)
今回については必須問題はかなり簡単、ただし衛生が割とエグい問題が多くてここで足切り食らった人がいる模様。
理論問題は出題傾向はがらっと変わったが難易度自体は平年並。薬理は簡単。過去問しか勉強してない人でなければ十分戦えるレベルの筈。
問題は実践問題。概ね簡単なのだが、2問一組なので正答率に対して得点率はどうしても低くなってしまう。ただ、問題によっては前後の問題から答えが推測できるものもある。
あと、今までは「正解の組み合わせを1つ選べ」だったのが「正解を1つ選べ」「2つ選べ」が混在しているので非常にマークミスがしやすい。(笑)
……というわけで、受験した感想としては
「過去問とは何だったのか」
「難しいわけではないが非常に困惑する」
「だが面白い」
ということになりますw
ん?
試験は3月3・4日なのに今の今まで何してたのって?
……割と呆然と時を過ごしてましたよ。orz
日がなゴロゴロしたり、試験勉強中に出た幻水とゼルダの新作やったり。
あ、卒業旅行は台湾行きました。その後別の友人と掛川花鳥園行ったりとか。
卒業式は袴、謝恩会はチャイナドレス着ましたよっと。
◆WEB拍手お返事
>1月13日(月の蛇打ち切り~)の方
感想ですね。
低空飛行でしたものねえ……主に飛虎さんがどこへ着地しようとしてるのかわからなくなりつつあったので仕方ないかなあとは思うのですが(というか最後の方は翠華さんが主人公だった気がするんですけど気のせいですか)。
せめて……せめてとりあえず108人出してから消えてぇぇぇええええええ!
赤星もそうだけど、原作あり作品は引き出しの中身全部ぶちまけてから終わっても良いと思うよ!
打ち切りと百も承知してる身にとっては残りのメンツがどうなってたのかはすごい気になるんだよ!
宿大尉と高Qの確執?とかも描かれているあたり、そのへんの構想はちゃんとあったんだろうなーというのは垣間見えるので勿体ないような。
でも仕方ないような、あれはあれで比較的綺麗に終われてるからこれで良かったような。うーん。
ところでこれでゲッサンを購読する最大の理由が消えてしまったわけですが、信長協奏曲とリンドバーグが気になるので買い続けようと思います。
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鏃
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性別:
女性
誕生日:
1985/08/16
職業:
大学院生
趣味:
絵描き、漫画・ゲーム
自己紹介:
今春から大学院生&ペーパー薬剤師。
水滸伝との出会いの書は陳瞬臣・手塚修監修の漫画『中国の歴史』。初恋の人は林冲ですが何か。
山田章博と田中芳樹とKOKIAが大好きです。
『幻想水滸伝』も大好きだけど水滸ネタが尽きてきたならいい加減名前だけ使うのやめて欲しいぞ。(´・ω・`)
水滸伝との出会いの書は陳瞬臣・手塚修監修の漫画『中国の歴史』。初恋の人は林冲ですが何か。
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『幻想水滸伝』も大好きだけど水滸ネタが尽きてきたならいい加減名前だけ使うのやめて欲しいぞ。(´・ω・`)
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